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現代養生訓
本然一体

「食物の四気(五性)を知るB」



 最近多くの方たちが「自然回帰」の生活を理想と考えるようになってきました。その中でも食事は一日三回あり、それぞれの身体に合わせた食べ方をすることで、健康保持、増進、老化防止や免疫力を高めることができます。当鍼灸院に寄せられますご質問、ご相談も圧倒的に食べ物に関しての「養生法」が多くなってきました。第5号の中では食物の五味についてお話しましたが、今回は食物の四気(五性)について書きたいと思います。
 食物の四気(五性)は、食べた時体の中に入ってどう反応するかを示したものです。温熱性の食べ物は、身体を温め、新陳代謝を高めてくれます。寒涼性の食べ物は、身体を冷し、鎮静、清熱、抑制作用があります。また、寒熱どちらにも偏らない性質を平性といいます。日常飲食に広く使われ、中には滋養強壮作用を持つ食べ物も数多くあります。


 四気(五性)

四気 作用
温性
熱性
身体を温める。身体が冷えている時に使う。
寒性
涼性
身体を冷す。身体に熱がある時に使う。
 ※寒熱のいずれの性質がないものを平性。


 この食べ物の四気(五性)を利用した食べ方を実践ししますと、身体に負担がかからず内側から変えていくことができるようになるのです。冷え性がひどく夏でもひざ掛けが必要な人、虚弱体質、寒い地方の方は、身体を温める性質の食べ物を意識して摂るように考え、反対に冬でも暑くて汗をかく暑がりの人、ほてりやすい、温かい地方の方は、身体を冷ます食べ物を意識して摂るようにしてください。
 簡単ですが下記に食べ物の四気(五性)効能表を書きましたので、それを参考に、毎日の食事に役立ててください。




  食物四気(五性)効能表 (2003年、12/8更新)



           温熱       平性        寒涼      
野菜類 玉ねぎ、かぼちゃ、にら、にんにく、
ねぎ、からしな、
生姜、かぶ
アスパラガス、
ブロッコリー、しそ、
ラッキョウ、パセリ
とうもろこし、里芋、
さつまいも、じゃがいも
きくらげ、キャベツ、
山芋、白菜、にんじん
ゆり根、しいたけ、
ぎんなん、春菊
れんこん、たけのこ、くわい、
せり、ほうれん草、セロリ
あぶらな、大根、にがうり
トマト、冬瓜、きゅうり、
へちまなす、ごぼう
マッシュルーム、レタス
穀類・豆類 玄米、もち米 あずき、そら豆、ささげ
えんどう豆、黒豆、
ゆば、豆乳
白いんげん豆、
大豆、米ぬか
もやし、緑豆、枝豆、豆腐
小麦、大麦、そば、はと麦
あわ
果物・乾果 杏、もも、みかん
さくらんぼ、ライチ
ざくろ、栗、クルミ
なつめ、松の実
すもも、青梅、
ぶどう、ぎんなん、
落花生、ひまわりの種
柿、バナナ、くわい、梨
さとうきび、キウイ、すいか
メロン、ザボン、だいだい
りんご、びわ、レモン
マンゴ
魚介類・海藻類 なまこ、川えび、
えび(大正えび・車えび)、アワビ、
赤貝、太刀魚、
いわし、さば、
あじ、ぶり
くらげ、さけ、いか、
たこ、まながつお、
ふな、鯉、うなぎ、
すっぽん、どじょう、鮫
ふかひれ、すずき、
ばちはぜ、ひらめ
のり、こんぶ、かに、まて貝
はまぐり、うに、シジミ、
あさり、牡蠣、ひじき
肉類 鶏肉、豚肉(胃)
ハム、牛肉、羊肉
レバー、犬、鹿肉
ガチョウ、うずら、鴨肉
豚肉
兎肉、アヒル
調味料・その他 みそ、黒砂糖、酢
にんにく、山椒、
油(ダイズ・ナタネ)
胡椒、からし、
老酒、ワイン
清酒、焼酎、
ジャスミン
はちみつ、ごま、
アーモンド、
ロイヤルゼリー
白砂糖、コーヒー、牛乳
緑茶、塩、しょうゆ、
油脂(動物性)、ごま油
ビール、ドクダミ茶
  注意:上記食品も調理法によって変化します。(第14号参照