A
足などがつった場合は、必ず温めてください。つるという状態は、その部位の筋肉が硬直していることです。そのため、冷すとかえってこわばらせる結果になります。温湿布を貼るなど、温めるようにしましょう。
「冷した方がよいのか、温めるべきなのかー。」高橋さんに限らず、このような質問をたくさんいただくようになりました。
そこでこれからの質問を○×クイズにしました。皆さんも一緒に考えてみてください。
ではさっそく、下のクイズに挑戦してください。
クイズ@
長時間運動した後は、関節は冷した方がいい?
クイズA
運動をした翌日は筋肉は温めた方がよい?
クイズB
激しい運動の直後、スースーするような塗り薬は、筋肉につけないほうがよい?
クイズC
肩こりがひどいので、温湿布を貼って肩を温めてもよい?
○×クイズの答えと解説
まず答えですが、実はすべて○です。それぞれ、その理由をご説明しましょう。
クイズ@
原則的に「関節は冷し、筋肉は温める」と覚えてください。ですから答えは○。
関節は冷して正解です。ただし筋肉も。いったん25℃前後で冷却した後、38℃〜40℃で短時間温めてください。
なぜならば、血行が促進され、老廃物が取り除かれるからです。
クイズA
前述のとおり「筋肉は温めること」は○です。ただし、関節に痛みが感じられる場合、関節だけを冷し、筋肉は温めたり
心臓に向かって求心性のマッサージも効果的です。
クイズB
激しい運動直後、なぜ塗り薬はいけないと思いますか?
運動後は血液の循環がよいので、筋肉は老廃物を排出しようとしているのです。そこへ塗り薬をつけ、筋肉に浸透させると、老廃物を閉じ込めてしまいます。運動直後なら関節以外には使用しない方がよいでしょう。
クイズC
肩こりは、筋肉の動きが悪い血行不良に起きるのが多いです。ですから温めるのは○です。
冷すと、血行不良を助長させてしまいます。ご用心ください。
温めるか冷やすのか、それはケース・バイ・ケースです。皆さんそれぞれ違います。
私たちが患者さん一人ひとりに合う療法を心がけています。
何か疑問に思われたこと、また、お悩みがあればおハガキやメールにお気軽にご相談ください。
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