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何でも相談室
症状編





Q
私は冷え性です。手先や足は夏でも冷えてしびれています。先日あるラジオ番組で、食品には体を温めたり冷したりするものがあると聞きました。
冬を迎えるにあたり、冷え性の場合、摂ったほうがいい食品、摂りすぎないほうがいい食品を教えてください。
阿部陽子(仮名・37歳)
A
まず、陽性食(体を温める食品)と陰性食(冷す食品)の見分け方を簡単にご説明しましょう。
下記表をご覧ください。

陽性の食べ物 陰性の食べ物
野菜 ネギ、ニラ、人参、カボチャ
シソ、ゴボウ、山芋
トマト、キュウリ、ホウレン草
ナス、生シイタケ、里芋
果物 栗、クルミ、桃、リンゴ
柿、ブドウ、バナナ、メロン
飲料 ココア、紅茶、
中国茶(ホットで)
サイダー、ビールなど
冷たいもの
肉類など 鶏肉、牛肉、鹿肉、羊肉 カニ、アワビ、牡蠣
牛乳、バター
調味料 ゴマ油、コーン油、ミソ
黒酢、自然塩
白砂糖、ハチミツ
合成酢

陽性食品は、ナトリウムを多く含むものをいいます。たとえばゴボウのように、寒い季節に土深くゆっくり育つ食物がそうです。
一方カリウムの多いのが陰性食。ナス、トマトのように暖かい季節に、丈が高く、根が浅く地下に広がって育つ食物です。
阿部さんのように冷え性の方は陽性の食品を多く摂り、体を内側から温めるようにしましょう。