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まず、患部を温めるか冷すのかについてですが、必ず最初は冷してください。
その理由は、温熱が炎症を拡大させるからです。患部の細胞組織は破壊され、治りが遅くなります。
そこで、初期は炎症を抑えるため、冷しつづけてください。冷湿布や水まくらを患部に直接当てると効果的です。
このとき必ず、安静にして下さい。横向きで休み、足の間にまくらを挟むとよいです。
腰に負担をかけない楽な姿勢になります。(また詳しいことは動けない腰痛を参考に)
では次に、腰痛の除去、再発予防、になる「膝立てラクラク体操」をご紹介します。
@腰痛を取る体操
ギックリ腰の場合、どちらかの膝の裏の真ん中に、固いしこりがあります。それを取り除くと
痛みは緩和されます。
A、仰向けに横たわり、膝を90〜110度に折る(写真1)
B、こりのある側の足先を手前に引き、5秒間静止。(写真2)そしてすぐに脱力。
それを5〜6回続ける。
一度でこりが消えなければ、食後を避け、一日3回ほど繰り返しましょう。
(直接もみほぐしてもかまいません)
A再発予防体操
A、写真1と同じように横になる。
B、腹に手をあて、両足はそろえた状態でゆっくりと左右に振る。(写真3)
C、どちらかに痛みが感じますので、痛みのでない方に、20回ほど膝だけを振る。
上半身は動かさない。
お休み前に布団の上などで行ってください。
腰は体を支える重要な部位。この体操を定期的に行い、筋肉のバランスが取れ、骨盤が安定し再発を防ぎます。
これから春先に腰痛がおきやすのは、寒さで縮んでいた筋肉が急に弛緩したり、伸張によるからです。季節の変わり目は、いつも以上に気をつけてください。
写真1 写真2 写真3
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