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治療の部屋















腸脛靭帯症候群

症状

・腸脛靭帯は膝の外側を通過して脛
 骨外側に付着。(腱性組織)
 この靭帯がすり合うことで徐々に出
 現してくる。(右図参照)

・膝の外側に緊張、違和感を感じ、そ
 の症状が徐々に灼熱感に変ってく
 る。

・痛みで走れない状態になるが、休む
 と楽になる。しかし再び練習を再開
 すると痛みがでてくる。

・重症な場合、痛み部分の摩擦を軽減
 するために、膝を伸展位で歩行する
 ようになる。

・リスクの高い運動
 ランナー、自転車競技、スキーヤー
 エアロビックダンサー


原因


□解剖学的にO脚の人は、腸脛靭帯
 の緊張が高まりやすい。

□一番の原因は、しっかとウオーミ
 ングアップをしないこと。

□ランニングシューズの型を変えたり
 傾斜のある場所を走りすぎたりする。
 (側溝の傾斜も注意)

□急な練習メニューの増加。




予防法を考える


1、練習活動を一時中止し、トレーニン
  グ量を痛みのでない範囲までおと
  す。

2、膝を1日3回ほどアイスマッサージ
  行う。(15分〜20分)

3、腸脛靭帯のストレッチを中心に伸展
  性を確保する。(下記参照)

4、ランニングコースの検討(傾斜)

5、専門のスポーツドクター・トレーナー
  に相談し、シューズなどアドバイス
  を受ける。


治療について


1、初期の段階では、安静・アイシング
  ストレッチで効果があります。
  (3日前後)

2、腸脛靭帯・大腿筋筋膜張筋にパル
  スをかけ緩める。
  ・超音波・マイクロウエーブなど物理
   療法も有効。

3、シューズを見直し、回内しやすく
  する。

4、2週間以内に症状の改善がみられ
  ない場合専門のドクター、
  トレーナーに相談してください。

※痛みが取れない場合、局所に
  ステロイドを注射をする。
  手術を必要とすることはほとんど
  ないが、他の方法に腸脛靭帯の
  解離手術をすることもある。
  

腸脛靭帯ストレッチ