足関節捻挫

概念

足関節を支持する靭帯が伸ばされ、損傷したり断裂したりする症状です。
主に内反捻挫が多く前距腓靭帯が損傷されやすい。状況により同時に踵腓靭帯も損傷されやすいので気をつけてください。


※自分でスプレインを把握し、適切な治療を受けるようにして下さい。

         ↓

注意点


・正しい治療をしないと不安定な状態
 をつくり再発しやすくなってしまいま
 す。

・重度の痛み、腫れがひどい時には、
 骨折の有無を専門医に診てもらっ
 て下さい。

・内反捻挫は腓骨筋腱亜脱臼を起こ
 す事もあります。何回も受傷し腱
 が伸びてしまうと症状が悪くなりま
 す。(手術適用なことが多いですか
 ら必ず専門医を受診してください)




重傷度の分類(スプレイン)

1度:足関節の不安定はなく、局所の腫れ
   も少ない。圧痛も軽度で多少動かせ
   る。

2度: 切れた感じの音がしたり、関節部に
    腫れ圧痛が激しい。受傷後2〜3日
    経っても腫れがでてくる。

3度:受傷時に亜脱臼を生じて元の位置に
   戻っている状態です。関節の外側全
   体に腫れ、圧痛が強く、足関節の不
   安定が強い。足関節に体重をかけて
   歩く事はむずかしい。


すぐにできること

1、RICE処置が大切です。

2、2度、3度の症状なら専門医を受診
  後、軽度なら48時間以内にリハビ
  リを開始しましょう。
  
3、スポーツ復帰には着脱式のブレー
  スが必要です。